試乗回数は少なくとも2回以上は乗るべきです。
1回だけの試乗では記憶が曖昧になってしまうからです。
これを防ぐにはビデオカメラで撮影しながら乗ります。
そうすると車内の状態や試乗中の生の感想が記録として残りますので、たくさんの車種を比較する時に確かな比較材料となります。
ビデオカメラが無かったりそこまでしたくないと言う人は、メモでもいいので感想を残すようにしてください。
*記録を残す場合は運転手と記録係の最低2名以上が必要となります。
そして検討車種を一通り1回試乗してみて感想を並べてみると、それぞれの車種の特徴が分かってきます。
この車はシートが硬いだとか、坂道でアクセルを踏み込んだ時に加速力が弱いとか、2列目のシートアレンジの使い勝手が悪いとか、などなど試乗してみて気付くことがかなりあります。
これらの感想を踏まえて2回目の試乗をする訳です。
つまり、他の車で気になっていた点がこちらの車では問題がないかを確認するのです。
シートの硬さはどうか?坂道の加速力は?シートの使い勝手は?などなどを2回目の試乗で確認していきます。
そしてもちろんそれもしっかりと記録を取って、帰ってから検討材料にするのです。
このような記録をしていくと、購入の際にどの項目に重点を置いて検討するのかが明確になります。自分が望む要素が100点満点の車というのはまずありません。どこかが良ければ、どこかが足りないということがほとんどです。では、どの項目だけは譲ることができないのかをはっきりとさせないと、購入してから後悔することになってしまっては折角の高い買い物が台無しです。
だから、疑問点が出たら何回でも試乗してみることをお薦めします。
こんなことを言うと何回も試乗に行くのは恥ずかしいとか、ディーラーに迷惑が掛かるのではという人もいますがそうではありません。 カーディーラーも自社の車が購入対象に入っているのですから、嫌な顔をするはずがないでのす。逆に何度でも来てくれた客の方が購買意欲が高いことが分かるので、益々積極的に条件を出してくれたりします。購買意欲の高いお客さんを逃すことはディーラー営業マンに取っては非常にマズイことですから。
試乗回数が多い方が購入後に気付くの不満点も少なくなり、楽しいカーライフを過ごす基本となりますので最低でも2回以上の試乗をしてみてください。